6月4日の放送は、宮秋智子さんのスウェーデンリポートでした♬ ペットのご飯の量とかも、ちょっと分かりやすくなるアドバイスもあり★

蒸し暑いですね^^;;;
梅雨は日本独特の気候、文句ばかりも言ってられませんが、、。

写真:5月18日のカフェワンハートのときの様子です♥

2014年6月4日の放送ブログ、更新です♪

ワンポイントアドバイス

ペットの食事について  どれぐらいの量?

家族の一員として、大切な存在でもある愛犬・愛猫。
いつまでも健康でいて欲しい…と気になるところですよね?

「健康」とは、飼い主さんとの十分な信頼関係から、
日々の生活が充実したものであること、
予防の出来る病気は予防されており、
もちろん現在治療の必要な病気を抱えていないこと、
精神的・肉体的なストレスにさらされていない…等、
理想とするのは私達人間と同じです。

そして何より大切なのは体を維持・構成している食事!?
ではないでしょうか?

手作り食や、トッピングをするとついつい
1回の食事量があやふやになってしまいますが、
犬の頭の大きさを胃袋の大きさと目安に考えて、
与えすぎないよう気をつけて下さい。
※この場合、頭の大きさとは、
帽子をかぶった感じで帽子スリきりいっぱいっていう感覚☆

食の細いペットや小型犬は、
フードパッケージ記載の給仕量通りでは胃もたれする程与えている
場合があり、フードによって摂取カロリーも給仕量もマチマチ。

ドライフードは胃に入ると3倍に膨れます。

膨れあがった時の量はワンちゃんの
頭の大きさと比べて?大きい?小さい??

猫ちゃんも目安は頭1個分
(成猫で350cc、夜行性のため夜のごはんが少し多めだと嬉しい(((o(*゚▽゚*)o)))ニャ〜)


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黒猫シャー五郎とシャーロック(仮称)兄弟も、とっても良い子です♥

ワンハートプロジェクト

☆ワンハート制作委員@東京のドッグトレーナーてつさん、宮さん、
SUNNYさんの3人、スウェーデンへ・・ そこで見たこと、感じたこと 

その2 わんこの幸せドッグランマ宮さんこと、宮秋智子さん編


スウェーデンには、保護犬はいないと言われています。
もちろん、シェルターもなきに等しいです。
いわゆる飼育放棄、ブリーダー崩壊がないからです。

事情により飼えなくなった場合、
新しい飼い主を探し託します。
でも、その事情のほとんどが飼い主の死です。新しい飼い主は、
家族や友人知人でありそれほど時間をかけず引き取られます。

どうしてなのか、スウェーデンに行くまで疑問でした。
でも、それは、朝晩の散歩で会った飼い主たちに話を聞くうちに納得できました。

飼い主たちの意識の高さです。

犬を愛する気持ちは日本も変わらないのでしょうが、
スウェーデンの飼い主たちは、犬を犬として理解し尊重しています。
犬には、運動が必要なこと、飼い主とたっぷり触れ合うことが大切なことを分かっています。
他の国のようにノーリードではなく、犬を守るため、リード着用で散歩していますが、公園の広い芝生などでは、リードを外し走らせたり、ボール遊びをしていました。

公園は数ブロックごとに、かなり広いものがあり、必ず無料のドッグランがありました。
広い公園には、離れたところに2つもありました。

夕方といっても、白夜の季節だったので、午後8時ごろでしたが、
数組の犬と飼い主が集まっていました。みんな顔見知りで、夜はここに集まるとのこと。犬種も大きさも様々でしたが、犬たちは実に楽しく、走り回り、団子になり遊んでいました。

その間飼い主たちは、おしゃべりをしたりタバコを吸ったり。
犬がケンカなどトラブルを起こすことはありませんでした。

遊びに飽きると、飼い主の元にやってきて甘えたり、他の飼い主に撫でてもらったりとひと時の交流を楽しんでいます。飼い主の中に、お一人、友人の犬を連れている方がいました。友人は何かの事情で散歩ができないので一緒に連れてきたとのこと。
こんな助け合いも普通にできるなんて素敵だと思いました。

また、ドッグランに1頭だけ入っていたところ、他の犬がやってくると、両方の飼い主が話をし、後から来た飼い主と犬はしばらく外で待っていました。
おそらく先に来ていたその犬は怖がり、、など何らかの問題があるので、飼い主がそれを伝え、ドッグランでの十分な運動が済むまで待ってもらっていたようです。
お互い犬についての理解がないとできないことですね。

SUNNYさんのレポートにもありましたが、飼い主たちは、犬がいくつになってもトレーニングを怠りません。ヒールポジション(飼い主の左を飼い主の横について歩く)は当たり前、リードを引っ張りあちこち飛び跳ねるように歩いている犬は1頭も見かけませんでした。

散歩にはリズムがあり、ある程度のスピードがあるのです。
タラタラした散歩は見かけませんでした。年配の飼い主でも同様です。

スウェーデン人は、短い夏を楽しむようにアウトドアスポーツが大好き。飼い主たちの多くが犬とスポーツをするために飼っていると言っても過言ではありません。

今回のツアーの第一日目が、ガンドッグのためのフィールドトレーニングでした。ガンドッグとは、狩猟で撃ち落とした鳥などを回収してくる主にレトリバー種の犬です。彼らは、獲物を取りに行くのに至上の喜びを感じます。まさに、そのために改良された犬種だからです。
走るのが大好きですから、たっぷりの運動が必要です。

ガンドッグレーニングは、広い森で行われました。遠くに置かれた獲物のダミーを飼い主の指示で回収しに行く遠隔操作。空砲が撃たれそれと同時にダミーが投げられ、落ちたところを犬が遠くから確認し(マークする、マーキングと言います)回収しに行くわけです。犬たちは4歳から9歳ぐらいで、経験豊な年長の犬が複雑なトレーニングをこなしていました。

犬も素晴らしかったのですが、飼い主さんがみな女性で、素敵な方ばかりでした。しかも、60代以上の方が3人もいらっしゃり、驚きです。
長年の協議会経験があるにせよ、お一人は杖をつかれ、一日中森にいて、犬と歩き回るスポーツに、その年代の方が参加するなんて日本では考えられません。
実際の猟に犬を参加させるのが、ガンドッグの飼い主の夢だそうです。

ガンドッグの他に、匂いを追わせるトラッキング、日本でもおなじみのアジリティー、ドッグダンスなどなど、飼い主たちは犬と共に行うスポーツを楽しんでいます。
これは、もちろん犬にとっても幸せなこと。犬は犬、走ることジャンプすること、匂いを嗅ぐこと、飼い主に指示されることが大好きなのですから。犬が大好きで飼いたくても、条件が整わなければ、スウェーデン人は無理して犬を飼うことはしません。

犬を不幸にする飼い方は、飼い主のエゴだということを理解しているからです。

飼えないなら飼わない、飼ったらしっかりトレーニングして、
犬と共に生活を楽しむ、それがスウェーデンスタイル。保護犬がいない、それは飼い主の意識の高さにありました。

そして、
緻密な統計と組織的な国の政策とブリーダーのあり方にありました。

まだまだお話ししたいのですが、その話は、またいつか、
宮さんのスウェーデンレポート2にて。

ごきげんよう、さようなら。